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シャンプーとリンスを完全に断ち、約一ヶ月が過ぎた。 最初の間は油っぽさが気になったものの、今ではその油っぽさに人間らしさを感じている。 きっとこれが本来の姿なんだと思う。
友人のHと二人、重厚な扉の前で立ち尽くす。 「日を改めるか?」 Hの弱気な発言に、煮え切らない奴だと心で軽蔑しつつも、扉に手をかけることが出来ないのは、ボクだって逃げ出したい気持ちでいるからだ。
幸せとは果たしてなんなのか? そんなことを考える。
学生といえばアルバイト。アルバイトと言えば学生である。 あの頃、学生だったボクも、部活は忙しかったけれど、それ以外の時間は全てアルバイトに注ぎ込んでいた。
職場の後輩であるYが風俗嬢と付き合っている。 なんでまぁ、そんな自ら戦地に赴くようなことをするのか、理解に苦しむのだが、好きになってしまったものはしょうがないのだろう。
東京で行われた展示会に参加した二日目の夜、各ブースの代表が集まる立食パーティーが開かれ、ボクと上司、今回の展示会のディレクションを担当してくれたN氏の三人で会場に足を運んだ。
若者の乗り物ばなれ 若者が自動車に乗らなくなっている。
お父さんの叫び その日ボクは、当時付き合っていた彼女と、水族館を訪れていた。
職業を読んでみる 私の机の上に、こんぶ飴が二つ置いてある。
上司がみせた”フィンガーローリング” 仕事が休み時間に入り、休憩室へと足を運んだ。
野球少年の言葉を今でも思い出す ピッチャーとして、とても優秀な野球少年と話をした記憶がある。
フレッシュ感なき、新社会人 道路に面したカウンター席、私はコーヒーを飲み本を読んでいる。
マスクにグラサン、ニットを深々と 深々とニット帽を被り、グラサンにマスクという完全な変質者スタイルで現れた友人。
T子の計画性、聞いてて気分が悪くなる 日々の気温があまりにも微妙で、着ていく服の選定に対してこれほどまでにストレスを感じる事は、まさに季節の変わり目だからと言えるだろう。
熊の”世界格闘紀行” ここ最近は、面接官をする事が多い。いや、正確に言うと、面接の付き添いである。
よっさんの恋、愛の力で禁煙 タバコに対しては相当な知識を持っていると自負している私。 タバコというか禁煙法に対してだ。
余裕なき朝、最寄駅までの急ぎ足 余裕がないと対応が雑になる。
消えゆく「ちょうどいい具合」 奇跡的に四季が訪れる我が国、日本において、最近ではこの四季の訪れが危ぶまれている気がしてならない。
「ならば、俺は愛のために戦おう。」 花粉症に蝕まれつつある肉体を引きずり、薬の影響なのか朦朧とする意識の中で、なんとか仕事をこなしている私の耳に女性の話し声が聞こえてくる。
三年で三千人に声をかけた男のお話し 知り合いにナンパ師の方がおられる。 出会ったのは一年ほど前だ。
自然界よりも不可思議が起こる都会 仕事の帰り道、何気なく本屋に立ち寄った。 まず最初にファッション誌のコーナーに行く。いつもの流れである。
別世界、孤高の喫茶店がここにはある マズラに来ている。 ご存じだろうか。大阪駅前第一ビルの地下一階。今の世とは明らかに一線を画した孤高の喫茶店。
潔癖王子の脇汗パッド 私の後輩にYという男がいる。
大阪市営地下鉄御堂筋線 なかもず行き 梅田からの駅順 梅田→淀屋橋→本町→心斎橋→なんば 平日の真昼間、場所は大阪市営地下鉄、御堂筋線の車内。 なかもず行きの電車が、本町駅に到着する直前の出来事。
落ち武者よ、悪ふざけが過ぎるぞ。 私のお客様の一人に、落ち武者スタイルの方がおられる。 落ち武者スタイルと言っても、甲冑を身にまとい、刀を持っているわけではない。 髪型だ。 髪型が落ち武者スタイル。つまりはハゲ散らかしているわけだ。
これはコンパなのだ 久方ぶりの飲み会。 時期的に飲み会は忘年会や新年会と多々あった。 それでも今回あえて、久方ぶりと言ったのは、今回の飲み会が男女混合であり、出会いの場、いわゆるコンパだからだ。