日々楽書~針小棒大~

くだらない事を宇宙規模で

~5年振りの発熱~汗と震えとクレヨンしんちゃん

 猛烈な寒気で目が覚めた。いわゆる「悪寒」というやつである。

 夜中の2時。目覚める直前にみていた夢は職場の普段は全く関わりのないおっちゃんと談笑している夢だった。

 とにかく寒い。震えが止まらない。「あーこの感じかなり久々やな。」と己の体調不良の始まりを、なぜだろうか歓迎する気持ちが湧いてきた。不思議である。

 5年振りだと思う。身体が発熱を起こし、全身が震え、倦怠感に包まれるのは。この5年何度も何度もこの倦怠感に憧れてきた。

 人は自分にないモノに憧れる。と言うが、健康体の人間が不健康に憧れるとは、大馬鹿者の極みである。そして、なんちゅーかそういう弱っている自分になりたい的な願望がある時のメンタルは良くない。

 それにしてもこの震えが止まらない絶賛体調不良状態の時に人はどのようにして体温の調整をしたらいいのだろうか。

 とにかく寒いから布団を多い目に被り、それでも震えが止まらないのでホットカーペットをつける。その夜は蒸し暑かった。夏の入り口の6月である。

 やっぱり汗だくになり、己の汗でまた冷える。再度震える。震えと汗のエンドレスリレー。終わりの見えない苦しみ。明けない夜もあるのかも・・なんて言葉たちが発熱でイってしまっている脳内を駆け回っている。

 発熱するといつも思い出すのがアニメ「クレヨンしんちゃん」だ。しんちゃんの友人風間君が風邪を引き、メチャクチャ体調不良にも関わらず、しんちゃんは例の如くそんな事は気にせず風間家で遊び倒す。怒った風間君はしんちゃんを追いかけまわし、汗だくに・・結果熱が下がり、風間君はしんちゃんに感謝する。そんな回があったと思う。たぶん・・・

 だから発熱時に汗をかくのはいいことなのだ。この滴る汗は身体から毒素が抜けて行っている証拠なのだ。こんな風に汗だくと震えを繰り返してのみ人は日常に帰還できるのだ。

 朝がきて、検温。37度を軽く超えていた。仕事どーするかなぁ~という迷い。

 いやいや、このご時世である。発熱での出社はご法度である。会社に連絡を入れ、この日は1日家でゆっくりと過ごした。

 その日の夜には熱も下がり、どーやら回復したらしい。たった1日休んだだけで回復するところが憎たらしい。どうせなら1週間ぐらい寝込めばいいのに。などと毒ずくメンタルはやはり良くない。健康は最も大事だ。

 

aloha shigeru!!!