猛烈な寒気で目が覚めた。いわゆる「悪寒」というやつである。 夜中の2時。目覚める直前にみていた夢は職場の普段は全く関わりのないおっちゃんと談笑している夢だった。
3月の末日で仕事をやめた。要は無職になったのである。 「無色」いや「無職」という言葉には半端ないパンチがある。
大阪駅へ向かう新快速電車がホームに入る。 滋賀県での人身事故。ダイアは大幅に乱れ、駅のホームは人で溢れかえっている。
年が明けた。めでたく明けたという事で、新年の目標を一つ。と言ってみた所で、大概の場合は雪解け頃にはその目標も忘却の彼方へ追いやられてしまう。
シャンプーとリンスを完全に断ち、約一ヶ月が過ぎた。 最初の間は油っぽさが気になったものの、今ではその油っぽさに人間らしさを感じている。 きっとこれが本来の姿なんだと思う。
友人のHと二人、重厚な扉の前で立ち尽くす。 「日を改めるか?」 Hの弱気な発言に、煮え切らない奴だと心で軽蔑しつつも、扉に手をかけることが出来ないのは、ボクだって逃げ出したい気持ちでいるからだ。
幸せとは果たしてなんなのか? そんなことを考える。
不測の雨が降り続け、天気予報も完全にお手上げ状態。 昨日のニュースで、予報士が「正直読めません!!」と、投げやりな発言をしていた。
学生といえばアルバイト。アルバイトと言えば学生である。 あの頃、学生だったボクも、部活は忙しかったけれど、それ以外の時間は全てアルバイトに注ぎ込んでいた。
ATMの使用回数が多い人は、お金が貯まらない傾向にあるらしい。
歯医者に行った。半年間行くのを拒み続けていたのだが、最近、歯茎からの出血が多く「ちゃんと治療しないと、歯槽膿漏になりますよ」という歯科衛生士さんの言葉を思い出したからだ。
出来る事なら人には優しくありたいと思うけど、日々が積み重なり続ける中で、疲労と焦燥が募り、そんな事は忘れてしまう。
連携しましたよ!!
Tシャツのサイズはジャストサイズより、少し大きめがいい。 昔はジャストサイズを好んでいたが、いつからだろう? 少し大きめを選ぶようになった。
職場の後輩であるYが風俗嬢と付き合っている。 なんでまぁ、そんな自ら戦地に赴くようなことをするのか、理解に苦しむのだが、好きになってしまったものはしょうがないのだろう。
普段から「万事休す!!」が口癖である。 なんだか響きがいい。 大した事態でもないのに「それ、万事休すやな!!」なんて言ってみたりする。
夏が終わろうとしている。
東急ハンズで見つけてしまった、ポーターのポーチに心を奪われて、かれこれ30分。 ほぼ買う事は決定しているのだけれど、一つ大きな問題がある。
他とは明らかに違う、その飲料水のパッケージにボクの目は釘付けになった。 時刻は午前四時。
文庫本の”あとがき”を読み終え、電車を降りて、駅のホームに降り立ったのは日付が変わろうとしている直前だった。
東京で行われた展示会に参加した二日目の夜、各ブースの代表が集まる立食パーティーが開かれ、ボクと上司、今回の展示会のディレクションを担当してくれたN氏の三人で会場に足を運んだ。
穴と声 十年共に過ごしたカメが、今日死んでしまった。
小型犬 大抵の小型犬のことをバカ犬だと思っているオレは、今朝も出勤途中に、いつもの場所で、いつものバカ犬に吠えられ、朝から気分が悪くなった。
帰り道 市内を流れるK川のちょうど中程、川が複雑に入り組み、ワンドを形成している辺りで、三十代男性の水死体が発見された。
社長室にて 社長の愛娘を罵ったことで、解雇を告げられたオレは、今こうして社長室に立ち尽くしている。 謝罪のためである。
考える通い人 最寄り駅から、京都駅までの15分、無事に席に座ることができると、なによりもまず、眠りたいと思う。
寝だめは阻止された まだまだ寝たいモードのボクに、オカンが声をかける。
若者の乗り物ばなれ 若者が自動車に乗らなくなっている。
お父さんの叫び その日ボクは、当時付き合っていた彼女と、水族館を訪れていた。
オッサンと原チャリ ゴールデンウィーク初日、毎年の恒例となる海でのサーフィン&バーベキューを決行するために、京都は葛野浜にメンバーは集合した。