台南出発前夜、銭湯への愛を再確認出来た
出発前夜のひと時
現在、2016年、2月22日、AM12:36分。
本日、日本を発つ。
行先は台湾の南、台南である。
サーフィンを目的としている事は少しさかのぼって頂いて、ブログを読んで頂ければわかる。
出発は関西国際空港。お昼の12時出発だ。
私の住まいは京都なので、当日に関西国際空港に向かうのは少し慌ただしい気がする。
またサーフボードを担いで、京都駅、大阪駅を無事に突破する自信はない。
そこで、勤め先である難波に前夜から泊まり込んだ訳だ。
宿泊先はもちろん会社。
このような点において、割と融通が利く会社なため、飲み会や仕事で遅くなった時は会社に泊まるという選択肢が当たり前に存在している。
今、私は誰もいない会社の事務所で一人、缶ビール片手に唐揚げ君レッドをかじり、この記事を執筆しているのだ。
ちなみに、風呂は近くの銭湯に入ってきた。
会社に泊まると銭湯の行く、これが楽しみの一つである。
会社から徒歩5分、昔はどこにでもあり、今は探さなければ見つからない、いわゆる大衆浴場。
ありきたりな番台と半分寝かけているおばちゃん。
ボディソープを忘れた事に気付き、50円で購入する。
背中に絵を描かれた人が、現在確認出来るだけで3名。
これでこそ銭湯だろう。
かけ湯を入念に行い、肩まで浸かる。
明日からは台南だ。少しの間湯船とはお別れなので、浸かれるだけ浸からなければ。
そして、ビールのためのサウナ3セット。
汗と共に邪念を流し、自分が少しばかり清くなったと思い込む。
サウナに対しての私の考えはいつもこれだ。
汗と共に邪念を流す。
全身から噴き出る汗、砂時計は見つめてはいけない。
見るからこそ、時の流れは遅くなるのだ。
テレビでは覚せい剤の話ばかり、正直どうでもいい。
サウナも一つのヤクかもな、そんな風に思う。
止められないしな。
再度、湯船に浸かり、くるりの温泉を口ずさむ。
いい曲だ。温泉の銭湯の良さを的確に伝えてくれている名曲だと思う。
最後のフレーズ、「願い事叶いそう。」銭湯で湯船に浸かると、まさにこんな気持ちになるのだ。
気が付けば、日付は変わっていた。
帰り支度を済ませ、ドライヤーを使おうとして小銭がない事に気付いた。
まぁいいか。短髪にしたばかりだし、会社までの道のりで十分に乾くはずだ。
普段は髪を乾かさなければ気が済まないが、色んな事へのこだわりすらも洗い流してくれる、そんな特別な場所が銭湯なのだ。
世界に銭湯があって良かった。
それが減少の一方にあるなんて、世の中確実に間違っているな。
銭湯が生き残るための募金活動なら喜んで参加するだろうな。
銭湯への愛を再確認する事が出来た、台南出発前夜だった。
aloha shigeru!!!