春の気配を感じた今日、小腹がとてもすいたのでミックスサンドを注文してみた
ミックスサンドに感じたチームプレー
とても小腹がすいたので、ミックスサンドを注文。
とても小腹がすくという表現は正しいのだろうか。とてもすいている訳だから、普通に腹が減ったという表現がいいのかもしれない。
それでもミックスサンドを注文した時の私の気持ちはまさに、小腹がとてもすいた。だったのである。
ミックスサンドというか、サンドイッチ自体の存在意義は、まさに小腹を落ち着かせるためにあるような気がしてならない。
僅か二口ほどで食べきれてしまう時間のかからなさと、手で摘まんで食べれてしまうその食事様式はまさに軽食中の軽食。
生き急いでいる現代人に愛される理由はとても良くわかる。
私の小腹を落ち着かせたミックスサンド、その中に潜んでいた精鋭達を紹介しよう。
まずはハムだ。ハムサンドという独壇場を持ちながら、ミックスサンドにまで参入してしまう所がこいつのポテンシャルの高さを感じさせる。
「サンドイッチとはハムの事である。」などと、誰かが言ったかどうかは知らないけれど、そう言われてもうなずけてしまう。
続いてレタス。味ではなく食感を専門としているこいつは、いわゆる、シャキシャキ感が出せる事の出来る唯一無二の存在。
そしてトマト、私はトマトがとても好きなので、少しひいき目にこいつを評価してしまいそうになるが、味はもちろんの事、サンドイッチの彩りとして白のパンに映える赤が必要不可欠なのは言うまでもないだろう。
最後は卵、パンからはみ出んばかりに広い面積を自分の物とし、ミックスサンドを卵サンドへと変えてしまう算段なのかもしれない。卵サンドという世界だけでは満足出来ないとは、欲深きものである。
個性が上手く調和し、各々が役割をしっかりと果たす事で成り立つミックスサンド。
絶対的エースがいても一人では戦い抜くことは出来ない。それをアシストする役割がいて、成り立つチームプレー。
一人がみんなを、みんなが一人を信じるべきだ。
全員野球ではなく全員サンドイッチ。
汗と涙、ひと夏の青春と思い出、泥まみれのユニフォーム、マネージャーとの恋。
放課後、一人の帰り道。
なんの話か、書いててわからなくなってきたので、これぐらいで勘弁して欲しい。
二月が終わろうとしている、春はすぐそこなのだ。
暖かな季節に向かう中、人々は皆、過ぎ行く時間に焦り、目の前の問題と真剣に向き合って生きている。
喫茶店で一人、こんな記事を書き、ミックスサンドの深淵を覗き込んでいる私は、おそらくとても暇なのだろう。
aloha shigeru!!!