日々楽書~針小棒大~

くだらない事を宇宙規模で

間もなく台南に出発、とても楽しみなので書いてみた

常夏のリゾート地台南 

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 今年も台南に行く。
 去年に引き続き二回目だ。
 目的はもちろんサーフィン。
 いい波を求めて旅に出る。

 人はこれをサーフトリップと呼ぶ。
 台南は台湾の最も南側に位置する、リゾート地だ。
 リゾート地というだけあって、台南は年中暖かく、昼間はTシャツに短パン、海でも重厚なウェットスーツを着ているサーファーは皆無である。
 台湾の最も北側にある、首都、台北がだいたい沖縄と同じ位置にあるので、そこから約三百キロ南側に位置する台南が、いかに暖かい気候かイメージ出来るだろう。
 日本は真冬、この時期に海外にサーフィンをしに行くサーファーは、皆暖かさを求めて旅に出るのだ。
 
 台南の暖かさ、これは気候に限った事ではない。
 人だ。人の温かさ、親日であるこの国の人々は、我々日本人を歓迎してくれている。
 道行く人々も、我々が日本人だとわかると、こんにちは、などと向こうから挨拶をしてくれる。
 薄顔で切れ長の、私の好みのタイプの塩顔女子が多く、旅先で恋に落ち、そのまま帰国せず、なんて事もあるのかな。
 そんな妄想を抱いてしまうのも無理はない。
 非常に居心地の良い、暖かな場所、そしてこんな居心地の良い場所が、日本からわずか、三時間の近場にあるのだから、私のような、連休を取るのが難しい人間にはもってこいなのだ。とは言え、半年も前から上司を説得し、今回の連休を取り付けたのだが。

到着まで、僅かプレイボーイ一冊

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 関西国際空港から、台湾第二の都市、高雄(日本で言うなら大阪という感じだろうか。)まで三時間。
 プレイボーイ一冊を空港のコンビニで購入し、隅々まで読破すれば到着、文庫本なら必死になって読み進めなければ、間に合わない。
 それほどまでに近い。
 なお、帰りは偏西風の影響があるものだから、三時間かかる事はない。
 高雄から車を走らせる事、二時間、そこに台南はある。
 空港から、高速を走らせ、下道に降りる。
 目に映る緑が多くなり、国道を野良犬が横断し始めるとそこはもう、常夏のリゾート地台南である。

台南で最もメジャーなポイント佳楽水(チャーロースイ)

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 台南で最もメジャーなサーフポイント、佳楽水(チャーロースイ)、波質はサーファー用語で言えば、タルい。

 これは力のない波質の事を言う。関東ではトロいだったかな。

 力ないものの、大きな波になれば十分楽しめるし、ロングボーダーなどにはもってこいの波だろう。

 ちなみに私はショートボーダーなのだが、タルい波がけっこう好きである。

 さて、この目の前に立つ民宿に滞在し、夜明けとともにサーフィン、日が沈むと町に繰り出し、夜遊びに徹する訳だ。
 もちろん、一日飲み物は、台湾ビールだ。
 朝一番、とりあえずビールを一缶空け、にやけ顔で海に入水、海からあがれば、朝食とともにもう一缶。
 快適な昼寝をするためにもう一缶。
 夕方、その日二回目の入水前にもう一缶。
 そんなペースで飲み続け、夜は言うまでもなく就寝直前まで飲む。
 全身が海水とアルコール漬けになるのを感じながら、一年の内のわずかな非日常を心行くまで噛みしめる。
 朝から晩まで、酔っぱらい、サーフィンに夜の町、やっぱり旅はこうでなけりゃいけない。

 ところで、私が日本を発つのは来週だが、まだ何一つ準備出来ていない。

 そろそろやらないと。

 台南の奥深き、喜びと楽しみは帰国後にもう一度語りたいと思う。

                                                                                                                       aloha shigeru