日々楽書~針小棒大~

くだらない事を宇宙規模で

我が国からストレスを軽減させるために私だけが取り組んでいる事

芸術的な滑稽さ

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 こんな感じのいたずらが好きだ。
 そして、この二足の靴が作り上げる形、これがとても好きだ。
 芸術的な滑稽さとでもと言うのだろうか。

  なんだかアホらし過ぎて、笑いも起こらないような、それでいて腹の奥底で、クツクツと滲み出てくるような笑いが渦巻く。
 今の世の中に必要な事って、これじゃないかな。
 そんな壮大な話ではないのだろうけど、最近はこんな事をする人がめっきり減ったような気がしてならない。
 全ての事に意味を見いだそうとして、人は深淵から抜け出せなくなる。
 きっと、世の中のほとんどの事は無意味なのに。
 
 自分の靴がこんないたずらをされて、本気で怒る人っているのだろうか、いるかもしれないな。
 今の世の中なら、こんな靴に対してのいたずら一つで人を殺してしまう輩がいても不思議ではない。
 願わくば、こんなくだらな過ぎるいたずらが、人の心から怒りを拭い去り、クツクツと腹の奥底に笑いの種を植えてくれれば、世の中もう少しマシになるんじゃないのか。
 
 私はこのいたずらを継続して、約15年になるわけだが、これの効果は決してあなどる事の出来ないものだと考えている。
 やった側は、相手の驚きを盗み見て、その成功を噛みしめる。
 そして、やられた側はやった側の無邪気な喜びを見て、呆れ、しかしながら、僅かに笑みをこぼす。
 結果としてやられた側と、やった側の間にいい空気感が生まれるのではないだろうか。
 ある程度のいい関係が築けている相手に対して、これを実行するとなんとなく、距離が縮まるような気がするから不思議なものだ。
 皆さんも是非実行していただきたい。
 実行するときの注意点だが以下の通りある。
 1 ある程度いい関係が築けている相手に行う。
 2 靴が汚れている際は行わない。
 3 雨の日はやってはいけない。
 4 実行したからには相手の反応を見届け、その場の空気を楽しむ。
 大まかには以上である。
 靴の種類に関しては、ブーツなどの長物は厳しい。あの芸術的に滑稽な形が上手く形成されない。
 革靴の場合だが、一番やってはいけない気がするかもしれないが、このいたずらが最も効果を発揮するのは革靴なのだ。
 なぜなら、革靴ほどのちゃんとした靴だからこそ、滑稽さが通常の靴の何倍にもなりうるのだ。
 スーツで身なりを整えたビジネスマンの革靴が、あの芸術的に滑稽な形を形成する。
 想像しただけでも、楽しくなるではないか。
 
 年間を通して、この形を一番形成させた日本一のいたずら野郎を決めるペナントレースを開催するのも悪くない。
 もちろん、やられた側の署名をしっかりともらい、あの形の写メを残す。
 日本中がアホらしい、いい空気で満たされ、現代社会のストレスを少しは軽減させるのではないだろうか。
 もちろん、日本一の栄誉に輝いた人にはあの形をしたブロンズ像が贈呈されるだろう。
 
                                 aloha shigeru